volcanic ash顛末

4月10日に東京を発って仕事でヨーロッパに来てます。

2週間で5都市を回る予定で、行く先々でミーティングの予定を細かく入れていたものの、
日程前半でアイスランドからの火山灰の影響が始まってしまったのでした。

旅程の最初の数日はベルギー・ブリュッセルに滞在した後、
火山灰のニュースが流れ始めた時にはスペイン・バルセロナで仕事の予定をこなしていて、
その次にはイタリア・ミラノへの移動を予定してました。

最初のうちはイギリスや北欧だけが影響を受けていたので楽観視していたものの、
ついにイタリア北部も運航を停止。

代替として鉄道での移動の可能性を考えたものの、
バルセロナの中央駅に行ったらなんと
「フランスでの鉄道のストライキのため、スペイン国外に出る鉄道は一切ありません」
との掲示が。

結局バルセロナで足止めになり、運航再開の目処がたたないまま
全てのスケジュールの再設定、関係者との日程再調整を迫らせることに。

徐々に正常化されてから水曜日に移動を再開し、
早朝6時の便で移動して夜10時の便でもう次の目的地に移動するような強行スケジュールで
影響を最小限に抑えて今週の予定をなんとか終えました。

ヨーロッパでは誰もがこの影響に巻き込まれていて、
「イギリスから何日も脱出できなかった」
「車を同僚と交替で運転して12時間かけて移動した」
「こっちは車で17時間もかかった」
などなどお互いの苦労を分かち合っています。

今日これからヨーロッパを発って、日曜日に日本に戻ります。
下の写真は夕闇が迫るブリュッセルのグランプラス(中央広場)にて。

GrandPlace.JPG